評論文の背景 鷲田清一と中井久夫

鷲田清一精神科医中井久夫を引いた箇所を紹介します。

「底が抜けると言う体験」(『人生はいつもちぐはぐ』角川ソフィア文庫,P265)

阪神淡路大震災での中井の発言。「乾パンと水で持つのは2日、カップ麺で持つのは5日。1週間過ぎたらうまい食事を取らないと、精神的にも苦しくなる」

 

「ワン・オブ・ゼム」(『死なないでいる理由』角川ソフィア文庫,p41)

中井の『看護のための精神医学』を引く。成熟、ワン・オブ・ゼム、ユニーク・アイ。

 

『聞くことの力』(ちくま学芸文庫)7章

プレゼンスは「いてくれること」と訳せる。災害で大事。(中井の『1995年1月神戸』より)

→2011年3月の阪大の卒業式式辞でも言及。

平成22年度卒業式・大学院学位記授与式総長式辞

 

以上です。