2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
評論文の背景 鷲田清一『「聴く」ことの力』の参考文献 - sazaesansazaesan’s diary の続きで、 『新編 普通をだれも教えてくれない』鷲田 清一 | 筑摩書房 で引かれる参考文献を紹介します。 ・「身体はだれのものか?」 うつしとられた身体 (愛知県文化情…
授業の形態について考えさせられる記述を引きます。 資料集|本居宣長記念館(公式ホームページ)へようこそ! の玉かつま 巻の八(底本は『本居宣長全集』) 99 こうさく くわいどく 聞書[427] 会読は 基礎基本をおろそかにしたまま進む 「いかにぞやおぼ…
教師が20代で身につけたい24のこと:堀 裕嗣 著 - 明治図書オンライン という本の原形となったブログ記事を紹介します。 全体像の把握に近づく: 裕弁は銀・沈黙は金~堀裕嗣.com できるだけ多くの学年を経験する: 裕弁は銀・沈黙は金~堀裕嗣.com できる…
人生を貫く問題意識の効用: 裕弁は銀・沈黙は金~堀裕嗣.com に竹内好と、 『文学の力×教材の力』 https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/book/book/cate5/cate509/index.html (教育出版 国語科のHPにあり。) についての話があります。 国語教育を考えるうえで…
何のために読書するかについての記事を紹介します。 山路愛山 明治文学史 (青空文庫) 田口卯吉君と其著述(二)の(三)何物をも見遁みのがさゞる敏捷びんせふ 「天下の書は何人も自由に読むを得べし。然れども読者の多くは宝の山に入れども手を空むなしう…
狩野亨吉の 図書カード:安藤昌益(青空文庫) は、安藤昌益の書物がいつ再発見され、どういう内容かについて、当時の文系理系の状況や哲学も踏まえつつ、論じています。 以上です。
教育史の参考になりそうな文献を紹介します。 新渡戸稲造 我が教育の欠陥 (青空文庫) 「フレーベル及びヘルベルトの教育法も、もしこれらが吾人の目にある眼鏡に過ぎずして、活いける器関たらずんば、果して何の利する処ところかある。」 とは重要な言葉。 …
『「聴く」ことの力』鷲田 清一 | 筑摩書房 で引かれる参考文献を紹介します。 1章 医療のクリニック / 中川 米造【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア ・小林秀雄「考えるという事」 ・「哲学の危機」につ…
『方丈記』鴨 長明 | 筑摩書房 で気づいたことを述べます。 〇住居への執着 「夫、三界はただ心ひとつなり。心、もし、やすからずは、象馬七珍もよしなく、宮殿楼閣ものぞみなし。今、さびしき住まひ、一間の庵、みづから、これを愛す。」 という草庵への愛…
評論文の背景知識 ナショナリズム - sazaesansazaesan’s diary の続きで、ナショナリズム関係を紹介します。 『「里」という思想』 内山節 | 新潮社 pp80-81「いわば、共同体や伝統、風土といったものをときに分解させ、ときに破壊することによって、それぞ…
文理選択 - sazaesansazaesan’s diary で紹介した「文系縮小圧力」や 進路 大学での学び - sazaesansazaesan’s diary で紹介した日高氏の言葉とも関係しますが、 研究の目的とは何か、役に立つ研究とは何かを考えるヒントとなる言葉を引きます。 『レトリッ…
国語教育でなぜ文学を学ぶか。そのヒントになりそうな記述を紹介します。 『レトリック感覚』(佐藤 信夫):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部 p26「森羅万象のうち、じつは本名をもたないものの方がはるかに多く、辞書にのっている単語を辞書の意味どおり…
評論文で生命についてたまに出ますが、文学作品にも生命は出てきます。例えば、 『錦繍』 宮本輝 | 新潮社 という小説に、無理心中で死にかけた主人公が、そのときにみた生命について語る部分があります。 pp119-120 「霊魂なるものが、はたしていかなるもの…
生徒が勉強する理由=教師が教える理由、とすると、教師が教える理由とは? 教育力 - 岩波書店 という本では、教えたいから教える、と述べています。 p24- 25 「教師が学ぶことをやめると、教育力が落ちる。というのは、生徒の側はその先生の勢いのようなも…
生徒が勉強する意味=教師が教える意味であるという指摘があります。 『教えることの復権』大村 はま | 筑摩書房 P212「「なぜ教えるのか」という自分たち自身に向けるべき問いを、「なぜ勉強するのですか」という子どもの側の問いへとスライドさせ、その視…
『方丈記』鴨 長明 | 筑摩書房 の火事に関する記述を引きます。(引用のさい、ふりがなは省略) 「七珍満宝、さながら灰燼となりにき。その費え、いくそばくぞ。」(p53) しかし、人は火事の危険があるにもかかわらず、都に住居を密集させる。 「人のいとな…
芥川龍之介 羅生門 (青空文庫)に、 「ある日の暮方の事である。一人の下人げにんが、羅生門らしょうもんの下で雨やみを待っていた。 広い門の下には、この男のほかに誰もいない。ただ、所々丹塗にぬりの剥はげた、大きな円柱まるばしらに、蟋蟀きりぎりすが…
論文を書くときに、方法論的なヒントになりそうなものを紹介します。 CiNii 図書 - 戦争の日本近現代史 : 東大式レッスン! : 征韓論から太平洋戦争まで ( 新書マップも参考) pp9-10「では、研究書を水割りしたような概説書や、逆に教科書を水増ししたような…
「大学でガクチカを作る以外に、何を学んだらいいですか」という問いに答えるヒントになりそうなものを紹介します。 各界のスーパーリーダーが語るあの頃の不安...『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』山中伸弥 羽生善治 是枝裕和 山極壽一 永田和宏 …
教育では「創造性のある人間」の育成を求められているようです。それについて考えるヒントを紹介します。 各界のスーパーリーダーが語るあの頃の不安...『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』山中伸弥 羽生善治 是枝裕和 山極壽一 永田和宏 | 文春新書…
(追記10/17 教採対策 どんな教師になりたいか1 - sazaesansazaesan’s diary の続きです。 教採対策 明治の教師聖職者論と反発 - sazaesansazaesan’s diary とも関係します。) 「どんな先生になるか」を考えるヒントになるかもしれない話を紹介します。 西…
漢文を学ぶ意義 - sazaesansazaesan’s diary の続きです。 古勝隆一 (Ryuichi KOGACHI) | mond で見つけた 子供に「現代文はともかく、古典や漢文を勉強する必要性って?」と言われて戸惑ってしまったのですが、何と答えるのが正解だったでしょうか? | mond…
歴史学 民国時代の教育史 - sazaesansazaesan’s diary の続きです。 〇陶行知 - Wikipedia 関係 陶行知における郷村幼稚園の創設とその実践 陶行知教育思想の特質と現代中国への適用に関する研究 | 学術機関リポジトリデータベース 中国における陶行知研究の…
評論文によく出る鷲田清一の重要概念の参考になった書物を紹介します。 「死なないでいる理由」鷲田清一 [角川ソフィア文庫] - KADOKAWA 「インターディペンデンス 自立の意味」で、ゴリラ研究者の友人から聞いたゴリラの食生活の話とインターディペンデンス…
食育の参考になりそうな文章を引きます。 評論文の背景 思想とは? - sazaesansazaesan’s diary で紹介した内山節の食事作法の話。 農はいのちをつなぐ - 岩波書店 (平成米騒動の結果に関して) p118「ところが輸入したタイ国産の米がまずい(口に合わない)…
大学受験Nシリーズ『船口の最強の現代文記述トレーニング』 | 学研出版サイト の要点を書いておきます。 p21 内容説明問題 1問題文をみる 2傍線部を要素分解して、説明すべきポイント数を確定 3 その説明部分を探すために前後を見る。 p49単純理由説明 …
東大国語に出た 『反歴史論』(宇野 邦一):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部 の著者 宇野邦一 - Wikipedia の宇野邦一『詩と権力のあいだ』現代思潮社 「親密で疎遠な阿呆―芥川龍之介」p62(原載は岩波の『芥川龍之介全集』月報、1997年8月)では、 芥川…
現代文では日本文化論がよく出ます。その参考になりそうな指摘を紹介します。 歴史哲学講義 (上) - 岩波書店 (目次あり) 第1篇 中国 p218「中国の宗教はわたしたちが宗教と名づけるものとはちがっている。わたしたちのいう宗教は、精神の内面性にかかわ…
論点・日本史学 - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社 日本近世史の論点、「13 儒礼の実践――儒学者はどのようにして儒礼を実践したのか(田世民)」を書いた田世民氏について紹介します。 国立台湾大学文学院日本語文学系所…
高校生に「大学ではガクチカを作る以外に、何をしたらいいですか」と聞かれたときのヒントとなりそうなものを紹介します。 佐々木 政文 (Masaya SASAKI) - マイポータル - researchmap 氏へのインタビュー 差別と向き合う人間の本質を解き明かす | 先生に聞…