評論文の背景 ナショナリズム2

評論文の背景知識 ナショナリズム - sazaesansazaesan’s diary

の続きで、ナショナリズム関係を紹介します。

 

『「里」という思想』 内山節 | 新潮社

pp80-81「いわば、共同体や伝統、風土といったものをときに分解させ、ときに破壊することによって、それぞれの地域文化のなかで暮らしていた人々を国民として統一し、国民国家はつくりだされていったのである。ところが、新しく生まれた国民国家が、国家の正統性というアイデンティティーを、自らが破壊しようとした共同体や伝統、風土に求めた。そして、このゆがみが、私たちの歴史観や社会観に、大きな混乱を与えたのである。」

 

ナショナリズムとナショナル・インディファレンス - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社

 

以上です。