論文執筆 研究の目的1

文理選択 - sazaesansazaesan’s diary

で紹介した「文系縮小圧力」や

進路 大学での学び - sazaesansazaesan’s diary

で紹介した日高氏の言葉とも関係しますが、

研究の目的とは何か、役に立つ研究とは何かを考えるヒントとなる言葉を引きます。

 

『レトリック認識』(佐藤 信夫):講談社学術文庫|講談社BOOK倶楽部

pp100-101「現代人にとって、効果的な表現のための技法などというしろものは、どうもうさんくさい感じがする。それにくらべて、言語表現の純粋な記述と分析という学問的研究の方が何となく上等に見えるだろう。私たちはいつからか、通念的に両者を分けて考えるようになった。しかし伝統レトリックの時代には、そういう区別はあまりなかった。後者(記述と分析)はごく自然に前者(技術)のなかにその説明的側面としてふくみ込まれていたのである。(その時分は何かの技術・教則として役立つはずだという見込みもなしに、言語現象をただ記述し分析してみる……などということは閑人の時間つぶしだったであろう)。」

 

科学と技術の関係に当てはまりそうな話。

以上です。まだまだ考えます。