sazaesansazaesan’s diary

国語教育、教員採用試験対策、日本語教育に役立つであろう文献、サイトを紹介します。鷲田清一氏、内田樹氏の著作や青空文庫の抜き書きも多いです。

国語教育 日本語の歴史(古文の授業に使いたい)

間違っておりましたら、ご指摘お願いいたします。

 

中高生向きの入門書

『中高生からの日本語の歴史』倉島 節尚 | 筑摩書房

がわかりやすいと思う。

少し難しいかもしれないが、

日本語の発音はどう変わってきたか 「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅 -釘貫亨 著|中公新書|中央公論新社

 

古文を言語学の資料として用いる方法

『源氏物語』の写本を教材とした言語学演習の方法について | 学術機関リポジトリデータベース

p10仮名遣い(定家仮名遣いと契沖仮名遣いの違い)

pp13-16 読み方(現代とは違う表記で、いかに音読するか)

→なお、本論文は、文学部で文献を使った授業のイメージをつかむのにも便利。

 

言語学の資料

日本語の考古学/今野 真二|岩波新書 - 岩波書店

 

『後奈良院御撰何曽』「ははには……」の謎々はハ行頭子音の証拠たり得るか | 学術機関リポジトリデータベース

→本論文は、ハ行の変遷の資料として、

第261回 昔の人は「はは(母)」をどう発音したか? - 日本語、どうでしょう?

 

なぞなぞ「母には二度会い父には会わぬもの」の出典が知りたい。(答えは「唇」である。) | レファレンス協同データベース

でよく引かれるなぞなぞを、1次資料にさかのぼる。

 

ひらがなで表記できない音があった?

特別寄稿 駒澤大学仏教文学研究所公開講演会録 『源氏物語』と仏教 : 経文と仏教故事と仏教語の表記 | 学術機関リポジトリデータベース

pp10-12の指摘。

鴨長明『無名抄』仮名筆事

「ん」「つ」「ゃ」などがひらがなでは表記できない。

 

佐々木弘綱, 佐々木信綱 共編並標註『日本歌学全書』第12編 悦目抄(藤原基俊) 無名抄(鴨長明) 邇飛麻那微(賀茂真淵) 新学異見(香川景樹) 歌かたり(村田春海) 歌袋(富士谷御杖) しらべの直路(八田知紀),博文館,1890-1891. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/993412 (参照 2025-04-23)

日本歌学全書 第12編 悦目抄(藤原基俊) 無名抄(鴨長明) 邇飛麻那微(賀茂真淵) 新学異見(香川景樹) 歌かたり(村田春海) 歌袋(富士谷御杖) しらべの直路(八田知紀) - 国立国会図書館デジタルコレクション

110コマ

「はねたる文字、入聲の文字のかきにくきなどをバ、皆捨てゝかく也」

 

音便は同化現象と関連付けて説明できるか?

平家物語』の授業で音便を扱う際、

日本語学における同化現象として説明できないか?

同化について、読みやすいものとして、

逆行同化と順行同化の違いについて│旅する応用言語学

 

用法の変遷 

・用例を集めて、帰納的に考える。

・時代的な変化・時代ごとの特徴をとらえる。

ことが重要だと文学部ではよく言われた。

 

用法変遷の研究では、

近世・近代における「つもりだ」の用法変遷 | 学術機関リポジトリデータベース

 

日本語の直示授与動詞「やる/くれる」の歴史 | 学術機関リポジトリデータベース

 敬語とも関連する

 

動詞の分類

本居春庭 - Wikipediaについて調べていて見つけたのだが、

 

ヤ行上一段活用動詞の扱いについて : 学校文法成立に関する一考察(自由研究発表)

本居宣長から橋本進吉までの文法の歴史をふまえつつ、

なぜ射る・鋳るがヤ行なのか(ア行ではないか)、

なぜその区別を深堀して教えなくていいと言われるのかを論じる。

古典文法を教えるうえで役立つ。

 

仮名遣い・用字法

『古今和歌集』仮名序の用字法 : 「お」「於」「を」「越」を中心として | 学術機関リポジトリデータベース

→本論文には小松英雄への言及あり。

小松英雄は  

日本語書記史原論 / 小松 英雄【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア

が有名。

小松氏は 仮名遣い - Wikipediaの参考文献には出ず。

 

ひとまず以上。

4/23追記 

かなは日本語教育にも重要

読解研究でよく言われる二重アクセスモデルを用いた研究として、

視覚呈示された日本語漢字単語処理における ふりがなの影響 : 日本語学習者を対象とした二重アクセスモデルによる実験的検討 | 学術機関リポジトリデータベース