国語教育 高校入試向けの国語基礎 - sazaesansazaesan’s diary
とも関連しますが
に同書の大村はまの手びきが載せられており、読むときに何を考えるかのヒントになります。
p192 「つまり、教師は正解や知識を知っているだけではまったく不十分なのであって、ときには生徒の前で、明確に「わからなかったことを、どうにかこうに考えて、その結果わかるようになること」のデモンストレーションを、それこそ身をもって示し、追体験させてやらなければならない。大村が「てびき」という形で子供に提供しているのも、この追体験のための鍵だろう。」
おまけ 『教えることの復権』ちくま新書は2003年刊で、苅谷剛彦は
p160 「例えば、声に出して名作の一節を読んでみれば、久しぶりの美しいことばを自分の声で聞くことができる。達成感がすごくある。一〇〇マス計算をやれば、たしかにすばやく計算できるようになる。もう少し広くとらえた国語力・数学力は一方で弱いままかもしれないけれども、その替わりになるような手近で手がたい何かで達成感を味わう。そういうところが教育の世界で起きていると思う。」
と述べている。時代を感じる。
以上です。