結論:教材が指導事項をいかに・なぜ配置したかに注目。
教える内容を虚心に見直す。どこに注意して教えるかを明確化。
を受けて、
教材研究の参考になるものを紹介します。
の各章は以下のように構成されています。
・授業の準備をする
…ゴールと教授目標 授業で理解させることと教える文法事項。
・日本語を振り返る
…設定されたモデル会話を読む。
指導事項の文法・文型がどのように使われているかを探す。
ある会話を配置した意図を考える。
=教材文のなかに指導事項がどこに、どのように、なぜ置かれているか?
・日本語の分析
…例題を通して気づいたこと
《日本語教育の視点で見る》とどうなるか。
用法の整理
・日本語教育の実践に向けて
具体的注意。例「4つの条件節の違いが明らかになるような状況設定の工夫が必要です。」(8講p159)
・教材を作成する
…練習・作文課題の作成
Can-do を立て、
教材を探し(学習者のレベルにあった語彙・字数などを考慮)
教材を用いた授業をデザイン
・授業デザイン(教案作り)
…Can-doの確認、授業形態、活動の展開、教授項目の導入、説明の注意点、活動時の指示など。
の教案フォーマットを使って計画。
自分のよく知っているはずの日本語でさえ、
こんなに教材や指導事項の分析が必要とは。
つづく。