評論文で現象学関係の者が出ます。その参考として、
内田樹の原点、レヴィナス三部作、2冊同時刊行!『レヴィナスと愛の現象学』内田樹 | 文春文庫
の第2章はエトムント・フッサール - Wikipediaの現象学(デカルト的省察 - 岩波書店など)とレヴィナスの現象学受容と批判を書いています。
p114に、「素朴実在論は「私たちは確かな実体を前にしている」という無反省から出発する。懐疑論は「私たちは確かなものを何一つ経験していない」という全否定のうちに停滞する。その両方を棄却せんとする現象学は、「『確かなものを経験できない』という私たちの不能はどのような容態をとるのか」という問いのうちに突破口を見出す。」
という説明がありました。
鷲田清一などを読むときに役立つ説明だと思いました。
以上です。
(10/25追記
井庭崇のConcept Walk | 2022夏プロ「実践の本質学:パターン・ランゲージのための現象学探究」
フッサールについて読むべき文献をまとめてあり便利。)