文学とは何かを論じることは、おそらく高校の『文学国語』までやらない。
しかし、中学生に聞いてもいいのでは?
では、文学とは?
第4章 文学は何を、どう読めばよいか、
の一節(桑原武夫全集1巻、pp153-154)では、
物語…非日常、事件中心、宿命論、作者は「無性格的媒介者」で個性なし。
小説…日常と同じ原理。人物は「特異な個性による世界発見」。運命を自分で選ぶ。作者が自分で人物を作る。作者の個性が出る。
→これをヒントに、
「桑原の定義を踏まえて、物語と小説の区別を定義してください。
そのあとで、「ごんぎつね」と「注文の多い料理店」と○○(例 「オッペルと象」「走れメロス」)を分類してください」
と問うのはどうか?
の「心象スケッチ」
おまけ
大晦日によくある質問「来年はどんな一年にしたいですか」
=その人が主体的な意思を持ち、自分で運命を変えられるという確信あっての発言?