その他 引用は丁寧に(自戒)

教採対策 わかりやすく教える? - sazaesansazaesan’s diary

の続きです。(半分自戒もこめて書きます)

 

座右のニーチェ 齋藤孝 | 光文社新書 | 光文社

ツァラトゥストラ -ニーチェ 著/手塚富雄 訳|中公文庫|中央公論新社

 (旧版)に基づく、斎藤氏がニーチェから考えたこと

 10年こもっていたツァラストラが山を下りて教えを説いたことを受けて)

斎藤氏前掲書

p137「日々の思いつきを即座にブログ等に書き込む。そこに十年の沈黙はない。「情報交換」とニーチェの考える「祝祭としての学び」はかけはなれている。」

p138「聞いたことを右から左に流すだけの「情報の仲買人」状態では、熟成期間がない。」

 

『ニーチェとの対話 ツァラトゥストラ私評』(西尾 幹二):講談社現代新書|講談社BOOK倶楽部

第2章孤独について

「否、本人は丁寧に全文を味読しているつもりでも、結果的に、自分を正当化してくれる言葉、自分にのみ都合のいい言葉にばかり目が向いてしまう危険には、気がついていない」

 

むやみに引用するのは粗雑?と思って、思い出したのが、

岡潔 「春宵十話」-「人の情緒と教育」の章。

「粗雑というのは対象をちっとも見ないで観念的にものをいっているだけということ、つまり対象への細かい心くばりがないということだから、緻密さが欠けるのはいっさいのものが欠けることにほかならない。」

(岡潔 数学を志す人に - 平凡社p53)と言い、緻密の例として 寺田寅彦 どんぐり

を引く。

 

なお、引用には、自分の言葉で要約するコント・ランデュも。以下を参考。

対談 楠木建×鹿島茂 読書と思考―その2 メモの取り方。 - Executive Foresight Online:日立

 

以上です。